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 ギャロップ最大の難関かもしれないのが、現在製作中の機関砲の根元部分。
ギャロップの両肩についてる目玉みたいなやつです。
なぜ難関かというと・・・
・機関砲もその根元部分も曲面で構成されていてバキュームフォーム必須
・それをギャロップ本体の角に取り付けるが、そこも直角ではない為、隙間が出来る



機関砲基部を仮止めした写真ですが、こういう感じで隙間が出来る分けです。
ここをどうやって埋めるかというのが、なかなか悩ましいところなのです。

普通ならエポパテでも使うところですが、これだけ大きなサイズになると色々と問題が出てきます。

まず、プラとの質感の違い。
サフを吹いて、塗装すれば分からないかもしれませんが、目立つ恐れもあります。

次に、ギャロップ自体のサイズが大きい為に
持ち上げたりした場合にボディがわずかに、たわんだり、歪んだりします。
そうすると硬いエポパテの部分と弾力のあるプラと特性が違うため
その継ぎ目に力が集中してはがれる恐れがあるのです。

基本的に、同一素材で統一した方が接着も加工も楽だし何かと都合がいいのです。



具体的に隙間をプラ板で埋める方法ですが
機関砲基部の内径に合わせた円をサークルカッターで切り出して
円と半円、四分の一の円などを作ります。



それを機関砲内部に貼り重ねていき・・・



現物合わせで角度や大きさを合わせながら削り



こんな感じにします。
これを芯にして、プラ板を貼って隙間を無くす予定です。
この部分を越えれば、ギャロップ全体の大体の形は完成です。
その後は表面処理やスジ彫り、ディテールアップにかかれます。

やっとゴールが見えてきた・・・かな?
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ギャロップの製作ですが、年末年始の休みの間に大分進むかと思いきや
買い物に行ったり、自分や嫁の実家に行ったり、録画したビデオを見たりと
意外と時間がとれず、思ったより進みませんでした。

相変わらず、機関砲基部の製作です。
まず上下に分割してあるパーツを合体させねばなりません。




これは上下のパーツをテープで仮止めしてみたところ。
ほぼ、ぴったり合っています。

同一の型からバキュームフォームした物なので、ぴったり合うはずですが
物によっては微妙に合わないという不思議。
まぁバキュームフォームの際の「すそ」の広がり方等が違うんでしょう。



そのままギャロップ本体に仮に置いてみました。
ギャロップ本体側面の角度に合うように、おおざっぱな調整はしていますが
まだぴったり合うとまではいきません。




基部のパーツの裏に0.5mmプラ板を貼って「のりしろ」を確保します。




裏から見たところ




上下を貼りあわせてからさらに補強して、ギャロップ本体の角度に合わせて整形しました。
これが右側で、現在左側にとりかかっています。

先週バキュームフォームで作った、ギャロップの機関砲基部ですが
原型の高さを増したせいなのか、プラが薄くなってしまったので補強する事にしました。

写真の右側がバキュームフォームに失敗した物ですが、これをぶった切って補強に使用します。
右側を輪切りにして、左側の裏側に接着していきます。




本来、同じ原型から作製した物なので、全く同じ大きさになるわけですが
これをそのまま二枚重ねても隙間が出来て接着できません。
いくつかに切断する事によって、プラの柔軟性のおかげで接着・補強が出来ます。

こうやって補強して、プラの厚みを増しておかないと
後々、表面処理やスジ彫りの時なんかに穴があいてしまいそうで怖いんです。




機関砲と基部をテープで仮組みしてみたところ。
若干機関砲の砲身が長い気がします。いや、若干じゃなくて大分かな・・・。

しかし、この機関砲って内径3mmのプラパイプを使用しているんですが
1/100スケールに換算すると300mmなんですよね~
つまり30センチ砲という事になってしまいます。
でかい!30センチって機関砲じゃないじゃん!

あの砲身の中には30mmガトリング砲が収まっているという事にして
真鍮パイプを円形状に仕込むとか・・・?
うーん、めんどくさそう!

まぁ、後で考えましょう。
それよりも、基部をギャロップ本体にどうやって接着するかが問題っぽいです。

先週から引き続き、ギャロップ機関砲基部のバキュームフォームのお話です。

先週作った原型はゲタを履かしていなかった為、すその部分が広がってしまっていました。
最初はその「すそ」の部分をプラ板で継ぎ足して作るつもりでしたが
やはり原型の高さを稼いで、バキュームフォームをやり直す事にしました。

原型の底にバルサ材を瞬間接着剤で貼り付けて10mm高さをアップしました。
表面が黄色いのは、表面1mmくらいが光硬化パテの層になっているからです。
痛んでいた表面もペーパーがけして瞬間接着剤でコーティングしなおしました。



新しくなった原型を使用してバキュームフォームしたのがこの写真です。
思った通り、すそが広がるのが「継ぎ足した部分」に来たので成功です。

ちなみに、今回使用したプラ板はタミヤのやつとハザイヤのと両方使ったのですが
同じようにバキュームフォームしてもタミヤのプラ板の方が、プラの厚みを確保できるようです。
ハザイヤのプラ板は同じ1mm厚を使用しても、かなり薄くなっていて、ちょっと指で押すとへこみそうなくらいです。
原型を10mmかさ上げしたので余計に薄くなってるんだと思います。

切削性はハザイヤのプラ板の方が柔らかく削りやすかったのですが
バキュームフォームに適しているのはタミヤのプラ板のようです。
バキュームフォーム後の厚みをきっちり確保できます。

今回はタミヤのプラ板の手持ちがほとんど無かったので、4枚作った内の3枚はハザイヤのプラ板を使用しています。
つまり3/4は厚みが薄くて、強度に不安があるという事。
補強は必須ですね。

1/100ギャロップの機関砲がくっついてる部分、何て呼べばいいか分かりません。
こういうブログをやってると呼び名が決まってないと不便です。

とりあえず機関砲基部と呼んでおきますが
この部分のバキュームフォームを先週済ませました。

相変わらず、バキュームフォームは難しく、一発で納得のいく出来の物が出来上がった試しがありません。
そうすると、数撃ちゃ当たるでたくさん作ってその中から使える物を使うという方法をとる事になります。

この時も、最初は上手くいかなかったのが、何回もバキュームフォームを繰り返していると、コツを体が覚えてきて、最後の方はいい出来になりました。
その代わり何回もバキュームフォームを繰り返していると、型の方が痛んできてしまい
型の表面に熱で気泡が出来てきたりして、当然、成型した物にもその跡がついて、表面にでこぼこが出来てしまうので悩ましいところです。





機関砲基部を取り付ける前に、ギャロップ本体の前面の角を削って丸めておきます。
機関砲基部を取り付けた後では、やりにくい作業になると思われた為に先にやっておきます。
写真は角の部分にテープを貼って、どれくらい削るかの目安にしているところです。



今回、アルミアングルに60番のペーパーを貼り付けて使用しています。
いつもは100番程度だったのを変更してみました。
予想通りの豪快な削れ具合で、ガシガシ削れました。
掃除機必須ですが・・・。



テープとテープの間を削ったところ。
この作業だけで2時間以上はかかっています。
これを左右やります。



テープを剥がした後に、さらに削って丸みを出しました。



バキュームフォーム成型したやつから、余分な部分を切り取りました。



バキュームフォームした際に、すその部分が広がってしまっているので
その部分は切り取ってしまいました。
切り取った部分をそのままにしておけないので、継ぎ足す必要があります。
そこで、バキュームフォームに失敗したやつから、同一箇所を切り取り、裏から接着して移植しました。

たくさんある失敗作も使える曲面部分はあるので、こういう時に使ってリサイクルするという分けです。

本来バキュームフォームの型にゲタを履かして、もっと高さを稼ぐと
必要な部分とすその広がり部分の距離を離す事が出来るのですが
今回製作した型は大きさが大きくて、これ以上高さを高くすると
バキュームフォーム自体が失敗する可能性があったのでこういう方法にしました。

まぁ、型を分割して小さくするという方法もありますが
めんどくさかったので・・・・

続きはまた来週。


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